ゆりごりら

猫とわたしと大自然

たぶん、桜の枝

ある日、家の近くを散歩していたら、雪の中に枝が落ちているのを発見しました。

近づいて見てみると、その枝には少し蕾みたいなものが芽吹いていました。私は植物には詳しくないのですが、なんとなく桜な気がします。

 

まだ枝にはみずみずしさがあったので、折れてから長くは経っていないようでした。このまま捨ておくのも枯れてしまうだけなので、持ち帰ってお水に生けてみることにしました。

 

それから数日経ちましたが、今朝ふと見ると、心なしか蕾の部分に緑色が出ているではありませんか。「もしかして成長している?!」と嬉しく思いました。この付近では、まだまだ桜の季節はやってこないのですが、暖かい部屋の中に生けていると早めに咲くのかな。

 

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ドラちゃんにはもう桜が香っているのかな?

 

 

 

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すんすんすん

ヨーグルト作り

つい最近、夫がヨーグルトを作ってくれました。

家の近くに夫の職場関連の畜舎があり、そこの牛から絞れた牛乳をたくさん分けてもらえたので、チャレンジしてくれたのです。そうして出来上がったヨーグルトをさらに水切りして、ギリシャヨーグルトにして食べるという幸せを堪能する日々であります。

水切りをすると量が半減してしまうので、なるほどギリシャヨーグルトは高いだけあると思いました。こんなにモリモリ食べられるなんて贅沢の限りです。

 

東京で暮らしていた時は、ちょっと足や手を伸ばせば何でも欲しいものや食べたいものにありつけていました(お金さえあれば)。田舎で暮らすと、そのような便利さを享受することは叶いませんが、不便さの代わりに自分で作り出すという創意工夫の楽しさを享受できて、これはこれでなかなか楽しいと思えるようになりました。

 

創意工夫をしている中では失敗もあります。しかし、その失敗からさらなる工夫が生まれることもあります。手間がかかってめんどくさいことでも「やってみよう」と思える環境、それはなかなか得難いものなのだと発見しました。

 

 

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今日はヨーグルトがうまく固まらず飲むヨーグルトになったので、それでケーキを焼いてみました。下に入っているマンゴージャムが酸味といい具合に合います。

 

 

 

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さらに最近の発見、ドラちゃんの右眉ひげの2本が天パだ。

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色の芽生え

ついに春が来ました。

 

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我が家のリビング外の雪壁がなくなり、今まで雪に埋もれていたお庭が顔を出しました。

雪が積もる以前の庭は全く手入れされていなかったのですが、雪解けの庭にはなんと緑色が芽生えていました。

「こんなところにもちゃんと命は存在していたんだ」と少し申し訳なくなりました。この春からちゃんと大事にしようと思いました。

 

早速天気のいい日に夫とガーデニングらしき庭仕事をして、整理してみました。どうやら、チューリップとバラが植わっているようでした。

 

ようやく窓の外に白以外の色を見ることができて、心がぽかぽかしました。もう少ししたら、緑以外の色も見れるようになるのかな。

 

 

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雪囲いがなくなったので、外を眺められて猫も嬉しそうです。

 

 

障子が破れたので

障子を貼り直そうと思って、いろいろ調べてみました。当たり前なのですが、障子貼りってなかなか難しそう。薄い和紙をピーンとシワなく、ヨレなく、シミなく貼れる自信がありませんでした。

 

でも破れている障子をそのままにするのも、なんだか不格好なので…

 

 

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障子紙の上に、和紙の折り紙を重ねてみました。

これはこれで結構いいかもしれない!

 

 

ぼんやりとした読書感想文ー『ラッシュライフ』

既読と未読の本棚を何となく分けているのですが、未読のコーナーに「あれ?読まなかったっけ」な一冊がありました。それが伊坂幸太郎さんの『ラッシュライフ』で、今回読んでみました。

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

最初は、登場人物の多さに、なかなか展開を追えませんでした。少しその人物の背景を把握しかけたところで、次の登場人物に場面転換してしまうのです。

「あっ、あともう少しでもうちょっと何か分かった気がするのに」という、うやむやな気持ちのまま、ストーリーは全然違うところに飛んでしまいます。少し走り出したところで、最加速度の少し手前でストップかけられる、そんな欲求不満が蓄積してどんどん読み進めてしまいました。すごく巧妙な罠です。

 

さらに読み進めると、それぞれの登場人物の描かれている時系列も、想定していたものと全然違うものであることに気づかされます。

「ちょっと待って待って待って、ここがここで…」と時系列整理に頭をフル回転させました。これは、最後の最後まで驚きが隠されていました。

 

読み終わった後、謎の爽快感があります。内容自体は殺人やらで物騒なのですが、上記のようなバラバラ要素を最後に一つに繋ぎ合わせることができ、パズルを完成させたような達成感が心に宿るのだと思います。

 

 

これで晴れて既読のコーナーにしまうことができます。

 

 

 

ココナッツ大好き

わたしは小さい頃によくココナッツミルクのジュースを飲んでいました。当時は外国で暮らしていて、その国ではよくある飲み物でした。今でもココナッツの香りが大好きで、ココナッツのパンやタピオカ入りココナッツミルクなど、折を見てはココナッツを楽しんでいます。


東北の山奥に来てからは、店頭でココナッツの既製品を見かけることがなかなか無く、おうちで何か作ろうかなと思ってココナッツミルクとココナッツフレークを購入してみました。

ただ単に、ココナッツミルクを加熱して甘みをつけるだけでも最高なのですが……もっとガツンとココナッツを食べてる感を与えてくれる固体のものが良くて、レシピを探していました。そして出会ったのが、シュエジーサヌインマキンというもの。


作り方はとても簡単で、強力粉やココナッツミルク、卵などを一気にフライパンの中に投じて、プルプルになるまで加熱し、さらに低温のオーブンで焼くだけ。わたしのココナッツに対する欲望を満たしてくれそうな、しかもお手軽な一品。ミャンマーのお菓子だそうです。


「こりゃ作るしかないでしょ」

ということで、作ってみました。



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焼けてからしばらく冷蔵庫で冷やして、切り分ける。幼少期に飲みまくったココナッツミルクジュースが肉体を得たかのような、パーフェクトな味でした。烏龍茶とよく合います。

フォークも使わず、手で掴んで豪快に食べてしまいました。


また必ず作ると心に誓ったレシピでした。




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なぜかなぜか、猫がココナッツミルクに異常に執着します。


ネットで検索してみたら、海外の情報で「猫にココナッツミルクは良くない」とチラッと見えたり、「ごくたまにあげてる」という方の意見もあったりで、判断しかねました。


日本のサイトでは、ココナッツオイルは適量をあげても大丈夫との見解が多く散見されましたが、同じココナッツから作るミルクだと少量でもだめなのでしょうか……よく分からないので、今はあげないことにします。


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ごめんね、ドラ。







猫の歯磨き

「猫って歯磨きするの!?」

 

そんな風にびっくりして、猫飼育の本を読んだことを今でも覚えています。半信半疑で、「さすがに猫もそこまでは欲しないでしょう」と受け流していました。

 

しかしある晩、私がシャコシャコと歯磨きをしている様子をドラちゃんがじーっと見つめていることに気がつきました。「も、もしかして興味あるの?」と思い、新しい歯ブラシをドラちゃんの口元に近づけてみたら、夢中でガシガシと奥歯で一生懸命擦り付けているではありませんか。

 

…たまたま、歯ブラシの噛み心地が気に入っただけでしょうが、ともかく結果的に歯の健康を無理なく守れそうなので、ドラちゃんにも歯磨きを導入することにしました。

 

猫用の歯磨き粉もなかなか高価で、例に洩れず「買ったはいいが猫が…」となってしまうことが懸念され、どうしようかと逡巡していました。すると、こんなものを発見しました。

 

ドギーマン Kireiにしてね デンタルローションシート 30枚

 

値段も量も試しやすく、小心者の私にぴったりだったので購入してみました。

これはドラちゃんもなぜかお気に召したようで、本当になぜだか分かりませんが、目の前に差し出すと大興奮して奥歯で一生懸命ゴシゴシ噛みます。

 

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感じますでしょうか、この躍動感。

 

こんなにガシゴシ擦り付けているなら、多少は歯のゴミも取れるだろうと信じています。

想像とちょっと違うことになりましたが、これが我が家の猫歯磨きになりそうです。