ゆりごりら

猫とわたしと大自然

ぼんやりとした読書感想文ー『バッタを倒しにアフリカへ』

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

友人から「文章がうまい、面白い」と紹介された一冊。

 

私は、幼い頃、友人と遊ぶことが得意ではなく、いつも和を乱して上手くいきませんでした。

自然と一人で遊ぶことが多くなり、いつも家の前庭の草むらで飛び跳ねるバッタを追い回して、捕まえてはコーラの空き瓶に入れて連れて帰っていました。(今思うとひどい虐待)
そんな遠い記憶に、「バッタ」というキーワードが引っかかりました。即購入して熟読しました。

 

お、面白い。

バッタの話が、というよりは、著者がアフリカに赴くことになった経緯や、アフリカでの出会い、事件…などなどの著者の人生の冒険譚が、とても率直に書かれており、それが面白かったのです。

面白かった以上に、人生の選択に埋もれる自分にとって、励ましになりました。

お会いしたこともない方に励ましをいただくなんて、、読書は様々な体験を心の内に残してくれるものなのですが、まさかの遺物を刻まれました。

 

1歳の子供に邪魔されながら読破したので、本はもうボロボロ…
しかし、また買いなおそうかなと思うほど、大切な本になりました。