ゆりごりら

猫とわたしと大自然

足毛

ドラちゃんと遊んでいると、勢い良く走って勢い良く滑る姿を頻繁に見かけます。急停止とクイックターンが苦手なもよう。


肉球が乾燥して滑り止め効果が薄れてるのかな?」と思い、ひっくり返して確かめてみました。




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それ以前の問題でした。




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うちに来たばかりのドラちゃんの小さなお手て。

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肉球プリップリです。



ぼんやりとした読書感想文-『最悪』

『最悪』を読みました。

最悪 (講談社文庫)


何となしに読んだ伊良部シリーズがとても面白くて、以来奥田英朗さんの本をよく読むようになりました。

伊良部シリーズは頓知が効いていてテンポもよく、スイスイ楽しく読み終わってしまえるものでした。

そんなノリの良さを想定したまま『最悪』を読み始めたところ、最初っから暗い暗い暗い…
「雨の月曜の月末ってこんな感じだったよな」と会社勤めをしていた時の気持ちが沸き起こり、どんよりしてしまいました。

さらに読み進めると、物語の歯車が良くない方向に加速して回りはじめ、展開がどんどん「最悪」な方向に開けてしまいます。何度も目を本から放しては深呼吸して、自分の現実ではないことを確かめながら読みました。そうしないと、本から漂うどんよりした雰囲気が、自分の現実をも飲み込んでしまいそうでした。
それほど、感覚にも近い感情を呼び起こす描写なのです。

結局最後は、救いがあったのかなかったのか難しいところですが、登場人物にまとわりつく負のスパイラルは断ち切れたのではないかと思います。スカッとはしないけれど、少しだけホッとしました。

まさにタイトル通りの一冊でした。

どこで歯車の回転が狂ってしまったのだろうか、と考え込んでしまいました。


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週末にはるばる遠路から、高校時代の友人が遊びに来てくれました。

高校時代には、友人は家族志向、私はキャリア志向でしたが、いつの間にか私が家族志向、友人がキャリア志向になっておりました。
相変わらず騒がしい私と相変わらずクールな友人で、関係は変わらないのですが、お互いの志向の変化に年月の経過を感じました。

懐かしさの中に大きな驚きが見え隠れして、何だか嬉しいような照れくさいような気持ちになりました。


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一口飲むと罪悪感に苛まれる、可愛すぎるラテ。



こ、これはっ!

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あられもない姿で自分を干すドラちゃん。




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「何やねん」


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「じろじろ見んなや」


とでも言いたげなご様子です。

しかしね、どうしても見つめずにはいられないのです。




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なんたって君の乳首を初めて発見したのですから!


当たり前のことですが、オス猫にも乳首があるということにちょっと感動しました。

いったい幾つついてるんだろう。

雪道のドライブ

昨日、少し遠くまで運転して来ました。

行き道は雪が大降りで、道に積もる雪と合わさって視界一面が真っ白でした。そんな中で一人で運転するのは初めての経験で、峠など後列車のない道では徐行→最徐行と這うように進んでいました。


そんな視界不明瞭なときには、白昼でもちゃんとライトを付けないといけないのですね。きっと教習でも学んだはずなのですが、普段不明瞭なことって滅多にないため、知識がどこかの引出しにしまいっ放しで、出て来なくなってしまっていました。

それだと、知識と行動が分離してしまうので、普段からいろいろなことにチャレンジしたいなと思いました。


そんな極寒が続きますが、猫はそろそろ毛が抜ける時期に差し掛かったようで、服に付着する量がどんどん増えてしまいました。

そこで、普段の毛艶出しのブラッシングとは違う、抜け毛対策ブラッシングを導入しました。


最初は、先輩飼い主さんオススメのFURminatorを使ってみましたところ、するする毛がとれまくりました。


しかし、ドラちゃんが敏感に反応するのでした。その反応からは、なんだか毛を毟り取ってるような印象を受けてしまいました。わたしの気分が複雑になるので、もう少し研究することにしました。

きっと、素晴らしい商品だとは思います。


その次に、ラバーブラシなるものを使ってみることにしました。


「こんなに隙間が空きまくってぶよぶよの塊なのに、毛が取れるのかしら」と、期待していませんでしたが、やってみるとめちゃくちゃ取れました。静電気で毛を吸い寄せるみたいです。


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びっくりするほど取れた!


こちらは、アイアンメイデンの中身のような厳つい見た目のため、ドラちゃんがビビってしまうという難点があります。

でも、ブラッシングし出すとちょっと満更でもない様子になるので、慣れて行けそうです。


毛との奮闘、頑張ります。



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ドラちゃんがコタツムリを覚えた!

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ご飯のおねだり

ドラちゃんのご飯のねだり方は尋常じゃありません。

最初は「にゃっ」とさりげないアピールをし、次第に足下にまとわり付きはじめ、それでもスルーしてると噛みつき、それでもそれでもスルーするとゴテっっ!というあからさまな音を立てて寝転び、不貞腐れてしまいます。これに加えていじらしい目でこっちを「チラッチラッ」と見たり、同情を引こうとしたりします。


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ゴテっっ!チラッチラッ



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しょんぼり



なかなか抗えないです。



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とある学園の学生たちが、無農薬で作り上げたキウイジャムをいただきました。レーズンをまぶして、焼き立ての食パンにトッピングしてみました。

キウイの酸味がほのかに香り、とても美味しかったです。


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猫図鑑

ドラちゃんが図鑑でどのように紹介されているのか気になって、猫図鑑を購入してみました。

 

いろいろな図鑑があるのですが、美しい写真と紹介文がシンプルに載っている『世界で一番美しい猫の図鑑』というものに決めました。

 

 

 

 

世界で一番美しい猫の図鑑

世界で一番美しい猫の図鑑

 

 

 

内容は、本当に美しくてため息が出る写真たちと、それぞれの猫の特徴や生い立ちストーリーを分かりやすく、中立に説明してくれる文章で構成されています。

 

ドラちゃんはアメリカンカールという種類ですが、図鑑の中ではとても嬉しくなるような紹介がなされておりました。飼い主として、ニヤニヤが止まりません。

 

 

アメリカンカールの紹介文を読んでいると、ドラちゃんとの出会いを思い出しました。

 

当時、私と夫は家族として迎え入れる猫を探していて、いろいろなお店や保護施設に問い合わせていました。お店で買うのもしのびなく、かと言って猫飼い初心者だったので保護施設から迎え入れるという自信もなく、私たちは決めきれずにいました。

 

そうこうしているうちに数日が経って、飼っている猫に子猫が産まれたので、譲ることができるという方に出会いました。

それならば是非一目会いに行ってみようかな、と伺ったところ、出会ったのがドラちゃんでした。

 

ドラちゃんはとてもとても小さくて、まだ被毛が足りなく寒いのか私が怖いのか、ブルブルと震えていました。抱っこさせてもらって膝の上に乗せると、ちょこんと首を傾げ、まだ青い瞳をまっすぐ私に向けて来ました。

その幼気な、可憐な姿に一目惚れし、この子を何としても引き取りたいと断固決断しました。

 

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そんな控えめなドラちゃんは幻だったのではと思うほど、うちではライオンキングです。ゴミは漁るは、足は噛むは、机のものはひっくり返します。あの出会いの日には、猫をかぶっていたのでしょうか。

 

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それでも可愛いというのはずるい。

 

 

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新しいものは、とりあえず匂いを嗅いでおく。

 

ちょっとした緑の案

雪、雪、雪……で、白の色が多くて、緑色が恋しくなります。

お花屋さんも近くにないし、摘めそうな草もありません。


ということで、料理に使う野菜を芽立たせてみることにしました。人参のヘッドを切り落としたものをただ水に漬けるという、何てことない作業です。


数週間は何も変化がなく、やっぱり難しいかな、と諦めかけていました。

しかし、時を経て、小さな小さな芽が誕生し、緑色を帯びてくれたのです。


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ただ緑が増えただけでなく、生命が続いてるということがとても嬉しいです。



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かなり育って、ちょっとした森になりました。


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